転 職

20代教員夫婦が転職活動を始めた理由

こんにちは。なかがわ夫婦です。

この度、夫婦そろって「転職活動」を始めることを決めました。

・学校で何かあったの?
・コロナ禍なのに大丈夫?
・民間の方が大変じゃないの?
・教員やめるなんてもったいなくない?

様々な意見もあると思いますが、わたしたち夫婦なりに真剣に考えました。

今回は、わたしたち教員夫婦が「転職活動」を始めることを決めた理由についてお話ししたいと思います。

初めての転職ですので、不安なことばかりです。
転職を迷っている方々へ、何か参考になればと思います。

1つずつ解説したいと思います。

教員以外の世界も知りたかったから

これが個人的には最も大きな理由です。

わたしたちは教員の世界しか知りません。
教採以外就活もしたことがないので、民間企業のことは全く分かりません。

よく、「教員は社会のことを知らない」と言われることがあります。
「そんなことないと思うけどなあ」とは思いつつも、もしかしたらそうなのかもしれないという思いもあり、否定できずにいた部分がありました。

民間企業だからといって、社会のことがよく分かっているわけではないと思います。
自分の勤めている会社のことしか知らなければ、結局は教員と同じ状況だと思います。

でも、やっぱり、教員じゃない世界も見てみたい。
他の世界も知って、教員という世界がどうなのか自分で判断したい。

また、昔から会社勤めにも興味がありました。

スーツをビシッと着こなし、お客さんと接する。
休憩時間には、同僚とランチをする。

現実の会社員はどうなのか知りませんが、いわゆる「サラリーマン」への憧れがなんとなくありました。

わたしの彼女も、OLさんに対する憧れがあるようです。
こちらも現実にはどうか知りませんが。笑

公務員と民間の違いはたくさんあると思います。
その中でもわたしたちが1番大きいと思っているのが、やっていることに利益を求めるかどうかです。

教員も公務員なので、利益を求めることはありませんよね。
そのせいかは分かりませんが、あまり成果が上がっていないにも関わらず「とりあえず昨年度と同じように」というのが多いように感じます。(いわゆる前年度踏襲です)

民間であればそういったことが全くないかというと、決してそうではないとは思いますが、学校は比較的そういったことが多いのではないかなと感じています。

上記のようなことを実際に確かめたいという意味でも、1度教員以外の職にチャレンジしてみたいなと考えるようになりました。

転職するなら、今がベスト

ご存知の方も多いと思いますが、やはり転職するなら若い方が有利です。

わたしたちは、今年まで「第二新卒」という扱いになります。
これは、転職において「1つの武器」になります。

「第二新卒」について詳しく知りたい方はこちら(マイナビ転職)をご覧ください。

こちらの記事を見てもらえば分かると思いますが、「第二新卒」というのは、転職市場において、比較的有利に働きます。
場合によっては、未経験の業界・職種へのチャレンジも、「第二新卒」なら可能です。

逆に、この時期を逃すと、転職することはどんどん難しくなってきます。
もちろん経験はないので分かりません。
しかし、転職するなら、やはり早いに越したことはないと思います。

わたしたちなりの考えですが、

・新しいことへの吸収力が弱い
・年上の新入社員だと、周りが遠慮して指導しにくい
・前職での考え・価値観が自分の中に染み付いている

こういった理由から、どうしても若いうちの転職の方が受け入れられやすいのかなと思います。

特に「年上の新入社員だと、周りが遠慮して指導しにくい」はわたし自身経験があります。
その職場においては自分の方が詳しくても、相手の方が年上だと、やはり遠慮してしまいますよね。
バイト時代なんかも、年上の人に何か教えるというのは、なかなか難しいものがありました・・・。笑

まとめると、

・転職するなら、なるべく若い方がいい
・「第二新卒」の時期が、転職市場ではさらに有利

これらのことも踏まえて、今回の決断にいたりました。

学校には納得できない仕事もあるから

これについては、以前こちらの記事でも紹介したので、ここでは詳しくは書きません。

【現役教員が語る】教員のブラックなところ5選

もちろん全ての仕事においてそうだと思いますが、どうしても納得できない仕事が学校には少なからずあります。

特に、学校現場で苦に感じていることは、個に応じた教育をなかなか実現できないということです。

わたしがまだまだ新米なので、力不足の面も大きいと思います。

しかし単純に、1つのクラスに40名もの子どもたちがいて、一斉に授業をしなければならないというのが、どうしても難しいと感じてしまいます。
「個別に対応できると、こちらももっと余裕を持って接することができるのにな」と考えることも少なくありません。

また、基本的に全員に同じことを求めなければなりません。

例えば、「45分座っておく」というのも、苦痛に感じる子どももいます。
しかし、姿勢が悪い子に対しては、「姿勢をよくしなさい」と言わなければなりません。

わたしの個人的な考えとしては、あまりそういうことは言わなくてもいいと考えています。
しかし、授業を見ている側からすると、全員がいい姿勢で先生の話を聞いている状態が、「いい授業」に映るのだそうです。

本当に子どものためになるのかどうか、自分の中で理解できていないのに、周りの目を気にして納得できない指導をしなければならない。

これが個人的には最もキツかったです。

こういったことも、転職活動を始める理由の一つです。

転職しなくてもいいから

何を言っているんだという感じですよね。笑

しかし、これはとても大切なことだと思います。

以前、「転職の思考法」の記事でも解説しましたが、「転職活動」と「転職」は全くの別物です。
「転職活動」をして、仮に内定を頂いたとしても、必ずしも「転職」する必要はありません。

「転職活動」して、様々な企業について調べた上で「やっぱり教員がいい」と思うこともあるかもしれません。
それならそれでいいとわたしたちは考えています。

結局、教員を続けるという道を選んだとしても「転職活動」をしたこと自体は、決して後悔しないと思います。
教員という仕事の魅力を、改めて気づけるいい機会になると思うからです。

転職した先が、教員以上にブラックな職場だったり、教員以外の仕事が自分には合わなかったりするかもしれません。

しかし、その時はその時です。

また違う仕事を探せばいいだけです。
もちろん、もう1度教員に挑戦するという道もあります。

とにかく、少しでも「転職」したいと思っているのに、何も行動しない方が、後々必ず後悔すると思い、今回の決断にいたりました。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

教員からの転職を考えていらっしゃる方、他にもいらっしゃるのではないかなと思い、わたしたちの現状について書いてみました。

今後も、転職活動の進捗状況や転職活動をする中で考えたこと・感じたことなどを発信していきたいと思います。

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