こんにちは!なかがわ夫婦です。
今回は、転職活動時にアピールできそうな、教員の強みについて書いていこうと思います。
いざ転職活動をしようと思うと、
- 書類に書けることがない
- 面接でアピールできるポイントがない
と感じてしまう方もいらっしゃると思います。
というか、私たちが実際にそうでした。笑
教員の強みについては、以前にも少し記事の中で触れておりますので、ぜひそちらの記事も一度ご覧ください。
結論としては、
教員の方でもアピールできるポイントはたくさんある。嘘はダメだが、作ることも可能。
となっています。
以下詳しく説明していきますので、「教員から転職しようかな」と思っている方はぜひ最後までご覧ください!
伝え方の前提
教員の強みについてお話しする前に、書類、面接においてどのように伝えていけばいいかについて少しだけお話ししたいと思います。
何を言うかも大切ですが、どのように伝えるかも非常に大切になってきますので、ぜひ読んでほしいです!
受ける企業に合わせて話す強みを変えていく
個人的にはこれが一番大切です!!
面接は単に自分をアピールする場というよりは、「企業にとって自分は価値があるということを証明する場」と私たちは考えています。
例えば、いくら自分がマネジメント力に自信があったとしても、それが必要とされていない会社であれば、あまり面接官の方には刺さりません。
大切なのは、「転職した先の会社でも役に立つスキルか?」ということです。
面接対策を行う中で、企業について調べていくことになると思いますが、その際に「その企業はどんな人を求めているのか?」ということを意識して取り組むといいと思います!
例えば、企業について調べていく中で、企業側がコミュニケーション能力に長けた人材を求めているなと感じたとします。
その場合、教員時代を振り返り、自分のコミュニケーション能力をアピールできそうなエピソードを用意する。
このように、「受ける企業によって自分の強みをアレンジしていく」というのは、個人的にかなりおすすめですので、ぜひ意識してほしいです!
エピソードで話す
「Situation」(状況)、「Task」(課題)、「Action」(行動)、「Result」(結果)のそれぞれ頭文字を取ったものでSTAR手法と呼ばれるものがあります。
ここでは深くは解説しませんが、気になる方はぜひGoogleで検索したり、YouTubeで調べてみたりしてみてください!
この手法に沿って話すことで、初対面の面接官の方にも、簡潔かつ具体的にこちらの取り組みをアピールすることができると思います。
簡単ではありますが、例えばこのような感じです!
情報主任として、学校のICT化を推進するという業務を任されました。(状況)
ただ、実際にはタブレットは支給されたものの、使い方が分からない先生方も少なくなく、教室に置きっぱなしという状況がありました。そこで、まずは先生方に使ってもらうことが大切だと考えました。(課題)
私自身がなるべくたくさん授業の中で活用し、その中で効果的だったものかつ比較的取り組みやすかったものを研修の場などで先生方に紹介しました。(行動)
これまでなかったものを使うという、最初の一歩こそハードルがあったようでしたが、研修の中で実際に先生方に触ってもらいながら進めていったことで、「これは便利!」などと言っていただくことができ、その後授業でも少しずつ活用場面が増えていきました。(結果)
正直、これくらいではまだまだ弱いとは思いますが、このように、
- どのような状況で
- どのような課題を持って
- どのように行動し
- どのような結果につながったか
という流れに沿って話すことで、質問から外れた回答をすることもなくなりますし、面接官の方からしても、分かりやすいと思います!
少しでも結果を意識した姿勢を示す
教員と民間の大きな違いとして、やはり利益を追求してきたかどうかがひとつ挙げられると思います。
もちろん教員として働いているので、売上を上げたなどの実績はないとは思いますが、
- 学校全体のICT化を進めることができた
- 〇〇の子どもが〇〇という風に成長し、保護者の方からも感謝された
- 研究主任として学力向上に取り組み、結果、学校全体の学力が向上した
など、何かしら結果につながったエピソードを自分の中でいくつか用意しておきましょう。
どうしても、「日々こういうことをやってきました」というだけでは弱く、「その結果どうなったの?」ということを面接官の方からは問われます。
先ほどの「エピソードで話す」という内容と重なりますが、必ず「結果はどうなったのか」までをワンセットで話すようにしましょう!
私たちが考える教員の強み一覧
ここまでは、伝え方の前提についてお話ししてきました。
ここからは実際に私たちが思う、教員の強みについていくつか書いていきます。
また、全てにおいて共通することですが、実際にやったことであれば、多少は話を盛ってもいいと私は思います。笑
ただ、やはり面接官の方はプロですので、全くやってないことを言ってもすぐにバレてしまいます。
あくまでも自分のやったことを少し盛ってアピールするくらいにとどめておきましょう。笑
コミュニケーション能力
子ども、保護者の方、同僚の先生方、地域の方々、外部講師の方など、様々な方々とのコミュニケーション無くして成り立たない仕事なので、ここは堂々とアピールできるポイントかと思います。
どんな仕事であっても、この「コミュニケーション能力」は欠かせません。
例えばですが、
- 保護者の方に対し、日頃から連絡する機会を多く持つことで、何かあった際にも気軽に相談できる関係を築きました。その結果クレームの防止にも繋がりました。
- 先生方と日頃から密に連携をとり、何かトラブルがあった際にも助けていた抱けるような関係を築くことを意識していました。
- 相手は子どもで、こちらから口を挟みたくなる場面も多かったですが、まずはしっかりと子どもの話を聞くということを意識していました。結果、子どもとの信頼関係を強めることに繋がったと思います。
など、自分がコミュニケーションを取る際に意識していたことを伝えられるといいと思います。
責任感
数十人の子どもを一人で預かっているため、教員の中には責任感がある方が多いと感じます。
民間企業へ転職した際も、「任されたプロジェクトには責任を持って最後までやり切る」などのことは求められますので、必ず責任感は役に立ちます。
また、教室の中で発する自分の言葉で、子どもたちに大きな影響を与えるため、大人になってからも勉強したり、同僚の先生に相談するなどして対応することも少なくありません。
民間企業に転職してみて思いますが、大人になってからも勉強している人なんて本当に一部です。
なので、日々自分で勉強して、子どもたちへの教育について考えている方は、存分にアピールしていいと思います!
向上心
先ほどの責任感と少し重なりますが、教員の場合、基本的に一年目から自分の担任を持つことがほとんどです。
これってよくよく考えると本当にすごいことです。笑
民間企業で例えると、例えばいきなりどこかの企業の担当を任されるようなものです。
一般的な会社であれば、最初は先輩の同行などから始まると思いますが、教員は最初から自分主体で仕事に取り組むことができます。
(それがいいのか悪いのかは置いておきますが、、笑)
なので、当然最初は学級経営も授業も上手くいきません。
そこから自分で学び、成長していった過程なんかを上手く伝えられると、「この人はうちの会社に入社してからもどんどん学んでいきそうだな」と思ってもらえるはずです。
マネジメント力
学級を一人で経営してきたということはもちろん、校務分掌などで対大人の集団を取りまとめた経験がある人は、積極的にアピールしていきましょう。
企業の募集を見ていると、「ゆくゆくはリーダーとしての活躍を期待します」などという文字も少なからず見かけます。
面接の場では、
「ゆくゆくは教員時代に培ったマネジメント力を活かして、部下育成などにも力を入れていきたいです。」
などということができると、長期的に働くという意志も示すことができ、いいのかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、転職する際にアピールできる「教員の強み」についてお話ししました。
結論としては、
教員の方でもアピールできるポイントはたくさんある。嘘はダメだが、作ることも可能。
という内容でした。
現時点で力を入れて取り組んでいる部分があればそれをアピールすればいいですし、ないという人も、夏休み明けからの活動で、意図的に何かアピールできる実績を作ることも可能です!
4月入社を目指す場合、書類などを作成するのも11月くらいになると思いますので、そこに向けて夏休み明けからまた頑張っていきましょう!
私たちのおすすめの転職エージェントは以下二つです。
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