学 校

理想の働き方改革

なかがわ夫婦

こんにちは!なかがわ夫婦です。

今回は、実際に3年間教員として働いてみて、「こうなればもっと学校上手くいくのでは?」「こうなったらいいな」という、私たちの考える理想の働き方改革について書いていきたいと思います。

今ようやく、世間でも「働き方改革」という言葉がよく言われるようになり、学校でも少しずつそれが進んできた(?)と感じています。

教員になりたい人を増やすためにも、今いる教員に「教員でよかった」と思ってもらえるためにも、より一層の働き方改革が必要だと思います。

そこで、個人的に「こうなるといいな」という、半分願望になりますが、理想の働き方改革について書いてみました。

小さなことから少し大きなことまで色々と書いてみましたので、ぜひ気軽な気持ちで見ていただければと思います。笑

それでは早速ご覧ください!

登校時間をもっとゆっくり

よくよく考えると、勤務時間開始よりも前に子どもたちが登校してくるのはおかしいですよね。笑

私たちの学校は8時15分勤務開始ですが、子どもたちは7時40分くらいから登校し始めます。

たまに朝トラブルが起こることなんかもありますが、はっきりと言わせてもらうと、その時間に何が起きようが、本来こちらの責任ではありません。

「教室で子どもたちを迎えるのが当たり前」のような風潮がありますが、「教師の良心に甘え過ぎではないかな?」と思う部分もあります。

少し早めに来て、その日の授業準備をしたり、教室整理をしたりするのは、その人の自由だと思います。しかし、勤務開始前から子どもたちの対応をすることが前提とされているのは、やっぱりおかしいなと個人的には感じます。

出欠連絡はForm機能で

朝かかってくる、出欠を伝える保護者からの電話は、地味に時間を取られてしまいます…

もちろん学校で何かあったことが原因でお休みをするという場合には、連絡が必要だと思います。しかし、単に体調不良であったり、家庭の事情などでお休みをする場合には、直接電話で話をしなくてもいいのかなと個人的には思います。

もし休みが続く場合や、担任が気になる場合には、朝の時間以外で、こちらから電話をかけることもできます。

とにかく朝というのは、ほとんどの先生がバタバタしている時間帯ですし、そもそも勤務時間外ですので、朝の連絡がスムーズにいくシステムができるといいなと思います。

勤務時間以外電話禁止

飲食店や市役所、銀行などは勤務時間外電話はつながりませんが、学校だけは常につながります。

学校で起きたトラブルや、事故、事件などの緊急事態の場合もあるので何とも言えませんが…本来であれば、勤務時間を過ぎてからの電話は出る義務はないはずです。

なんなら土日にまで学校に電話がかかってくることもあるようで、「それはさすがにおかしいのでは?」と個人的には思います。

一方で、何かトラブルがあった時には、いかに速やかに対処できるかどうかが、大事になるかどうかに大きく影響してくるのは事実なので、難しいところでもあるなと感じます。笑

ただ、やはり保護者の方にも、先生たちの勤務時間というのをもう少し意識していただけるとありがたいなと思います!

勤務時間内も電話禁止

「勤務時間はさすがに電話出ないとダメでしょ!」と思われるかと思いますが、少しだけ聴いていただきたいです。

これは保護者の方からの電話というよりは、主に他校の先生からや、委員会、事務所などからの電話のことです。

私の体感ですが、ほとんどの電話は管理職、もしくは事務職員、そしてたまに養護教諭、教務といった先生方へのものであることが多いです。

個人的に、空きコマの時間は、静かな職員室で仕事をさばかせることのできる貴重な時間だと思っています。その時間にこういった電話がかかってくると、電話をその人に繋いだり、その人がいない場合は探しに行ったり、伝言をしたりしなければならないので、大変ですし、地味に時間を取られます。笑

それに、これは偏見ですが、電話の内容も「わざわざ電話でする必要はないのでは?」といったものも多いです。

学校を越えてチャット機能のようなものを共通で使えるようになると、今よりも絶対に電話の数は減ると思いますし、保留したり折り返したりする手間も減ると思います。

どうしても電話での連絡がいい場合は、学校での電話ではなく、管理職用の電話などにつながる仕組みができるといいなと思います!

毎日4時間授業

コロナがかなり流行していた頃、実際に給食なしの4時間授業という日が続きました。

通常通り4時間授業を行った後、子どもたちは下校し、午後からは次の日の授業の準備をしたり、保護者の方にその日の出来事をお伝えするために電話をしたりと、非常にゆとりを持って仕事をすることができました。

心なしか、子どもたちも4時間授業だと、いつもよりも集中して学習に取り組んでいた気がします。単純に6時間って、子どもも教師も大変ですよね…笑

現状だと、子どもたちが帰って事務整理をしているとすぐに勤務時間終了という感じなので、保護者の方と連絡を取ろうと思ったら、どうしても勤務時間外での連絡になってしまいます。

個人的には、その日にあったその子のいいところや、その日の様子などはこまめに保護者の方にお伝えしておきたいタイプなので、これが勤務時間内に収まってくれるととてもありがたいなと思います。

会議は原則なし

「原則なし」とはしましたが、少数の先生たちで集まって、何か決めることがある場合であれば問題ないと思います。

ただ、現状行われているのは、会議というよりは資料を読み上げる「情報の共有」であることがほとんどです。

資料を読めば分かる内容であれば、わざわざ読み上げる必要はありません。各々で読んでもらった方が、時間も短くて済みます。

「説明しないと、補足などができない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは補足しなくていいよう、資料を事前にしっかりと作り込んでおくべきだと個人的には思います。

管理職にも事前に見てもらった資料を、それぞれの先生方の都合のよい時に読んでもらうという流れにすると、わざわざ集まって会議をする場面というのはぐっと減るはずです。

もし、それぞれの先生たちに任せることにどうしても抵抗がある場合は、一応は全体で集まり、15分なら15分と時間を決めて、その時間に一斉に読んでもらうなどの方法も考えられます。

とにかく、放課後というのは貴重な時間です。

本音は誰でも自分の仕事をしたいと思いますし、用事等で早く帰りたい人もいるはずです。

なので、全体で集まって行う会議というのはもっと減っていくといいなと思います!

外部委託

習字、絵、水泳、陸上、鉄棒、跳び箱、マットなど、どこまでがいいのかは私も分かりませんが、専門的なことに関しては、その道に詳しい人が指導してくれるようなシステムができるといいなと思います。

そもそもですが、「子どもたちは本当に全てのことを経験する必要があるのかな?」と思います。

習字が好きなら習字をすればいいし、陸上が好きなら陸上をすればいいと思います。

なので、個人的には先ほど述べたように、仮に毎日4時間授業をした後、午後からは専門的な方に集まっていただいて、習字、陸上、水泳などを指導してもらう。子どもたちは、自分のやりたいことに挑戦するというのもありかなと思います。

教師側としては、教える内容が減るわけですから、その分負担が軽減されます。子どもたちも自分で学ぶ内容を選べるのは嬉しいと思います。

ただ、「じゃあ誰がそれを教えるの?」というのが課題になってくると思うので、学校とは別に、そういった専門機関がないとなかなか難しいかなとも思います。笑

教科以外でも、例えば学校の掃除なんかも、海外では業者に委託しているところもあると聞きます。

「すべてを学校で」ではなく、外部機関に任せられるところは任せるということも、今後は必要になっていくのではないかと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回の内容は、私たちの「学校、こうなったらいいな」という願望を詰め込んだものですので、なかなか実際に実現するとなると大変ではあると思います。笑

しかし、紹介したうちのいくつかは、自分たちの意識次第で実現可能なものもあります。私たち教員自身が「待つばかりではなく、自分達で働き方改革を進める」というくらいの気持ちがあってもいいのかなと思います。

もし一つでも、「それいいね」「そうなるといいな」と共感していただけたものがあれば嬉しいです。

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