こんにちは!なかがわ夫婦です。
今回は、教員の方であればおそらく一度は耳にされたことがある「ジブラルタ生命」についての記事になります。
結論、
「ジブラルタ生命」への加入はおすすめしない
というのがわたしたちの考えです。
- 周りの先生たちも入ってるし、ジブラルタ生命に加入しようと思っている
- どの保険に加入すればいいか迷っている
- すでにジブラルタ生命に加入してしまった
こんな方にはぜひ見ていただきたい内容になっています。
ぜひご覧ください!
ジブラルタ生命ってどんな会社?
教育の振興と教育関係者の福祉向上を目的とする「公益財団法人日本教育公務員弘済会」とジブラルタ生命は提携し、共済事業(提携保険事業)を通じて、教職員の皆さまの「万一」に備えるお手伝いを70年以上しております。
公式HPより引用
「日本教育公務員弘済会(日教弘)」と提携している点が、大きな特徴ですね。
日教弘とは、簡単に言うと
保険を提供することで、教員の方の生活の安定を図ることを目的として生まれたもの
要するに、教員の方に特化した保険を提供している会社がジブラルタ生命なんだね。
学校の中でも、営業されている担当者の方をよく見かけますよね。
教職員の方専用の保険プランが多く、実際に加入されている教職員の方も非常に多いです。
教職員に特化した保険ってなんだかすごいね。
お得そうだし、周りの先生もみんな入ってるし、加入してみようかな?
このように思われる方も多いのではないでしょうか?
わたしたちも同じように考えて、新卒時代に加入しました!
ですが、今思うともっとよく勉強してから加入すべきだったな・・と後悔しております。
そう考えた理由について、ぜひ続きもご覧ください。
教員はジブラルタ生命に加入するべき?
結論、「加入はおすすめしない」というのがわたしたちの意見です。
以下、理由を解説していきます。
料金が割高だから
一例として、ジブラルタ生命が提供している生命保険を2つ見ていきましょう。
医療保険については、個人的にそもそも不要だと考えているため割愛します!
月々支払額:7,565円(※年齢や性別にかかわらず保険料は一律)
死亡保険金・高度障害給付金:5,000万円
※災害による死亡・高度障害の場合は6,500万円
保険期間:5年満了ごとに自動更新
加入資格:34歳以下の方
こちらの商品は、34歳以下の若い方向けの商品になっています。
これだけ見てもイマイチよく分からないな・・
比較対象がないと分かりづらいですよね。
同じ保険金額のネット保険と比較してみましょう。
年齢は24歳、性別は男性、保険金額5,000万円でシミュレーションしてみます。
すると、毎月の保険料は3,690円になります。
保険期間も10年間になっているため、こちらの方がお得ですね。
もう1つ、35歳以上の方が加入できる「新教弘保険」を見ていきましょう。
月々支払額:17,550円(※年齢や性別にかかわらず保険料は一律)
死亡保険金・高度障害給付金:5,000万円
保険期間:5年満了ごとに自動更新
加入資格:35歳以上60歳以下の方
先ほどど同様のネット保険と比較してみましょう。
年齢は35歳、性別は男性、保険金額5,000万円と、条件を同じにすると、毎月の保険料は5,890万円になります。
保険期間も10年間と長いため、この差はかなり大きいですね・・
ただし、仮に50歳時点で契約をしたとすると、
毎月の保険料は20,085円となり、「新教弘保険」の方が安くなります。
「新教弘保険」は年齢や性別によって保険料が変わらないのが大きな特徴。
高齢になってから加入を検討する保険としては、悪くないかもしれませんね!
とはいえ、
- 50歳前後になってもこれだけの保険金額が必要なのか
- それまでの毎月の保険料の金額差が大きすぎる
という理由から、やはり一概におすすめとは言えません。
補足ですが、
「ユース教弘保険」「新教弘保険」どちらも保証金額を下げて、毎月の保険料を安くすることは可能です!
そもそも保険ではなく貯金で備えるべきだから
あくまでわたしたち夫婦の意見ですが・・
そもそも民間の医療・生命保険は不要だと考えています。
社会人にもなったら、保険に加入するのは当たり前なんじゃないの?
こんな風に思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その理由をぜひ今一度考えてみてください。
- 万が一自分が亡くなってしまった際、家族が困らないようにするため
- 大きな手術が必要になった際など、医療費が高額になる場合があるため
おそらくこういった理由から、保険が必要と考えられているのではないでしょうか?
ですが、これらには保険ではなく貯金で備えることが可能です。
「独身・あるいは結婚していても共働きでまだ子どもがいない」状態であれば、仮に自分が亡くなっても残すべきお金はありませんよね。
また、ある程度まとまった貯金があれば、医療費などもその貯金からまかなうことができます。
とはいえ、もちろん一人一人今の状況は違います。
- 自分が亡くなってしまうと、子どもが進学できなくなる
- 貯金が全くなく、仮に明日から入院となると医療費の支払いが困難
例えばこういった方であれば、保険に加入するべきでしょう。
ただしこういった方も、ずっと保険に頼らなくていいように必ず貯蓄も行いましょう。
保険はある程度の金額を貯蓄できまでのつなぎとして考えるのがおすすめです!
すでにジブラルタ生命に加入してしまった人は?
ぜひ、一度保険の見直しをしてみてほしいと思います!
誤解してほしくありませんが・・
ジブラルタ生命を批判したいわけではありません。
教員の方であれば、メリットもあります。
- 一般の方よりも安い保険料で加入できる
- 担当の方が学校によく来られるため、気軽に相談できる
- 日教弘と提携しているため、いくつかの特典を受けられる
こういった点に魅力を感じる方は、今のまま継続していただいていいと思います。
ですが、多くの方が重視したいのは、
毎月の保険料の安さ
ではないでしょうか?
もちろん保証が手薄なものは論外ですが、同じ保証内容であれば保険料は安い方がいいですよね。
もしあなたも同じように考えられるのであれば、
- 他の保険商品を探してみる
- 本当に自分には保険が必要なのかを再検討する
といったことを、ぜひしていただきたいです。
その結果、
- 今の保険商品は、自分にはオーバースペック
- 他にもっと安くていい商品がある
- すでにまとまった貯蓄があるため、保険は不要
このように感じた方は、ぜひ保険の乗り換え・解約を検討してみましょう。
これまで毎月保険料を支払ってきたのにもったいないな・・
そんな風に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、今やらないとますます損は大きくなるばかりです。
わたしも、新卒の時に契約した生命保険・医療保険は全て解約しました。
今思うと、もっとよく勉強してから加入すればよかったなと後悔しております・・
思い立ったらすぐに行動しましょう!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
人生において、保険は住宅の次に高い買い物と言われることも。
それだけの高い買い物なのに、肝心の保険内容について、詳しく理解されている方は本当に少ないように感じます。
わたしたちは賃貸住まいですが、いざ住宅を購入するとなったら、それはもう悩みに悩むと思います・・笑
同じくらい、保険とも一度真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか?
繰り返しになりますが、決してジブラルタ生命を批判したいわけではありません。
なんとなく周りの教員の方も加入しているから加入し、今も毎月保険料を支払っている。
そんな方には、ぜひ一度保険を見直してみてほしい!
そんな思いで本記事を執筆しました。
この記事が、保険と今一度向き合うきっかけになると嬉しいです。