今回は、私の勤務する学校で、管理職に退職することを伝えた日のことについて、とりとめなく書いていこうと思います。
書くまでもないことかなと思いましたが、「どのタイミングで伝えるのかな」「どんなふうに伝えればいいかな」「どんな反応をされるんだろう」と気になっている方も少なくないかなと考えましたので、少しだけお話したいと思います。
教員で、転職を検討されている方へ少しでも参考になったら嬉しいです。
いつ伝えたのか
教員をされている方なら分かると思いますが、11月〜12月頃に「異動希望調査」が配られます。
私たちはそのタイミングで学校に伝えました。
心の中では(うわ~ついにきた…。提出期限まであまり時間無いし…。)と思いながら、すぐに机の中に入れて見なかったことにしようとしたのを覚えています笑
退職については、『定年退職者は「退職」と記入するように』としか説明がなかったため、異動希望先は空白のまま締め切りの日時を迎えてしまいました。
「早くお話をしなければ…」と思いつつ、締切日の17:00になってようやく、勇気を振り絞って希望調査用紙を握りしめながら教頭先生に「お話があるのですが…」と切り出すことができました。
どのように伝えたのか
教頭先生は、周りを気にせず話すことができるよう別室に案内してくださいました。
別室に入ってからは「提出するのは先生が一番最後でしたよ。悩みましたね。」と教頭先生が声をかけてくださいました。
席についてから、
単刀直入に「今年度いっぱいで退職を考えています。」とお伝えしました。
管理職の反応(教頭先生)
教頭先生は「え~!もったいない!」ととても驚かれていたようでしたが、
「若いっていいね。先生のその決断を応援しますよ。管理職としては、人手不足だから引き止めないといけない立場ではあるけれど、一人の人間として、個人的に応援します!」
と背中を押していただきました。
それから、教頭先生がこれまで教員を続けてきて感じたことや後悔していることなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。
「結婚して子供ができると、本当に自分のことに使える時間はなくなる。時間は本当に大事ですよ。若さはもちろん、決断力、エネルギーがうらやましいです。私自身、後悔したところがあるから、自分の子供もですが、先生にもやりたいことにはチャレンジして、できるだけ後悔しない人生を歩んでほしい。」
と、温かい励ましの言葉をかけていただきました。
「異動希望調査」の件については、教頭先生から事務長先生と校長先生にお伝えし、その後校長先生には直接お話に伺うように、とのことでした。
管理職の反応(校長先生)
2日後、ドキドキしながら校長室に向かいました。
教頭先生からあらかじめ、概要を聞かれていたため
「何でよ~!もったいない!」と言われました笑
ですが、話をする中で教頭先生と同様に
「この立場(校長)としては非常に残念。もったいない!としか言えない。けれども、個人的には、その決断力がうらやましい。退職するときになって、本当にこの仕事をしてよかったのか。他にも良い仕事があったのではないか。と考えることは多い。私達の世代は、終身雇用が当たり前だったが、これからはそういう訳でもない。学校の立場、求められることもどんどん変わってきている。民間から教員になる人は多いけど、教員をしていて前向きに転職をしていく人はめったにいないから、ぜひ先生の転職活動についていろいろ教えてほしい。個人的に、そういう人好きですよ。おもしろい!」
と今までで一番、校長先生と長く話したのではないか、というくらい長い時間楽しく会話をしました。
言い出すまではドキドキですが、勇気を出して伝えて良かったと感じています。
そして、周りの人にとても恵まれているなと改めて感じました。
おわりに
一旦、私が実際に退職を伝えたときの流れをまとめておきます。
- 11月初旬に「異動希望調査」が配られる。
- 教頭先生に「異動希望調査」の提出について相談をする。
- 校長先生に退職を考えていることを伝える。
※異動のお知らせ(3月末)が出るまでは他の職員には口外しない。
伝えるのはとても勇気が入りましたし緊張しましたが、本当に管理職がいい方で、温かいメッセージまでいただけてとても嬉しかったですし、改めて「頑張ろう」と思わせていただきました。
転職する身ではありますが、初任の頃から3年間お世話になった学校、先生方、子どもたち、保護者の方なので、残りの3ヶ月はひとまず精一杯やり遂げたいなと思っています。
本当にとりとめのない内容になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
いよいよ転職活動も終盤戦。仕事も転職活動もさらに気合を入れて頑張っていきます!